2018年2月に公開され、例に漏れず世界中のファッション好きやストリートカルチャー好きの注目を集めた〈Supreme(シュプリーム)〉の2018年春夏コレクション。そのラインアップの中でも特にキャッチーなデザインに仕上がっていたのが、人文字のグラフィックが全体に配された半袖開襟シャツ、ロングパンツ、ショーツ、タオル、壷からなる“Alphabet”シリーズと呼ばれるアイテムの数々だったのだが、今回ブランドがWebサイト上やルックブック上からそれらの“Alphabet”アイテム類の掲載を取り止めた。
おそらく掲載取り止めという行為が意味するところとは、〈Supreme〉が今後これらの一切の販売を行わないということ。既にシャツとロングパンツ、壷は販売されたものの、ショーツとタオルが今後市場に現れる可能性はほとんどないと思ってよいだろう。未だその掲載取り止め及び販売停止の原因について明確なことは発表されていないが、おそらくは〈Supreme〉がこれらの“Alphabet”シリーズのアイテムをデザインする際にオマージュした1900年代の画家/デザイナーであるErté(エルテ)側となんらかの問題が発生したのであろう。